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活動休止について - * SF研究会 活動休止について

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* SF研究会 活動休止について
東京大学SF研究会は2019年度をもって活動休止とします。
お疲れ様でした。

以下、活動休止に至った経緯について簡単に書きとめておきます。

僕が入学した2015年度の時点で、SF研の構成人員は以下のようになっていまし
た。

- 1年生: 僕ひとり
- 2年生: 0名
- 3年生: 2名
- 4年生: 2名
- 院生: わりといたような

その後幸いなことに2016年度には2人、17年度には1人の新入生がサークルに
参加して下さりました。しかし、18年度・19年度は新入生が1人も入らず、サークル
の存続が困難な状況にあります。
現在の構成人員としては、

- 4年生: ひとり
- 院生: ちらほら

となっており、最悪の場合院生が全員いなくなるまで無理して続ける、という
こともできなくはないです。
しかし最近は常時論文の締め切りがカツカツという状況で全然時間がとれない
ので、現実的に活動を続行するのは不可能だと判断しました。

このサークルは歴史の長い団体ですし、こういうことになってしまって、心苦
しいとか、申し訳ない気持ちがないわけではありません。
しかし個人的には、ここ数年サークルの活動を負担に感じていた部分が大きかっ
たので、肩の荷がおりた気持ちの方が強いです。
卒業式に行かずに新歓のビラ詰めをしていた卒業生は、僕くらいしかいないの
ではないでしょうか...。

** 今後の活動について
大学サークルがなくなってもOB会・土曜例会は存続すると思われますので、そ
のあたりはあまり変わらないかと思います。
また今後SF研を復活させようとする奇特な方が現れた場合、こちらに連絡して
いただければできる範囲で手助けします。
ただ学友会に加盟するまでに3回以上学友会総会で活動報告をするなど、大変
面倒なプロセスが課されますし、大変だと思います。

** 連絡先について
SF研のメアドはいまutsf2018@gmail.comというのしか見れないので、それでお
願いします。

** 部費について
積立て金が存在しますが、現在僕の管理にありませんし、アクセスすることも
できません。
僕の手元にも100円玉10枚ほど部費がありますが...。
詳細については連絡してください。

** 部室の備品について
本棚については、新月お茶の会さまに引きとっていただけることになりました。
ありがとうございます。
ボードゲーム類等については一時的に情報教育棟E33に保管してあります。
その他の備品についてはおそらく処分することになると思います。

** SFについて
最近はあまり時間的にも精神的にも余裕がなくあまり新作を読めていないので
すが、ここ1,2年の作品には特に感銘をうけることが多かったように思います。
特に昨年の「宿借りの星」は、まるでジブリ映画のような読み心地で、個人的
には非常に衝撃的な作品でした。最近だと「荒潮」も刺激的な作品でした。
には非常に衝撃的な作品でした。「荒潮」も刺激的な作品でした。
出版不況の叫ばれる今日ですが、同時代を生きる人の書いたものから刺激を受
けられるのは、非常に幸運なことだと思っています。

** サークル活動における反省点について
主に勧誘についてですが、やはり相手に合わせようとする努力がなかったのは
とても反省するべき点だと思っています。
新勧で、新入生が自分の好きではない作家の名前を出すと「あー、なるほどね、う
ん、...」みたいな感じで、言葉に詰まってしまうことも少なくなかったです
し...。
いま僕が新勧をするなら、もっと一緒に楽しもうとする姿勢を出してあげたかっ
たな、と思います。思うだけで、実際にできるかというと、よくわかりません
が...。

** 同人活動について
このセクションだけ、印象に残ったことをランキング形式で発表していきたい
と思います。

第1位 「これ見て、新入生が自分も同人誌作りたいって思うと思う?」

確か2016年の夏コミ(レム全レビューを出した時です)で、本の運び入れが終わったときに先輩に言われた言葉です。正直その時は、何を言われているのか全くわかりませんでした。確かにその同人誌はどう見ても素人くさくてキレイなものでは全くなかったけれど、その前の年に作ったやつだっていかにもワードで作ったような外見だったのに。意味はわからないけれど、鮮明に記憶されている出来事です。

第2位 5時間一人で印刷

2015年の駒場祭用の同人誌を印刷していたときの出来事(?)です。誰も集合時間の午前10時に来なかったので一人でゲスプリンターで印刷作業を行っていましたが、僕はその時、人生がスケジュールされた死に向かって敷き詰められた退屈な時間ブロックの集合であることを確信しました。

第3位 翻訳で大モメ

2018年夏コミで出したエリスン追悼特集の増補版なので駒場祭の前ですかね。僕は全部の原稿を綿密にチェックしてから出したかったのですが、印刷の前日に大量の翻訳原稿が突然送られてきました。僕はどうしても自分で手をいれたかったので必死に直したのですが、訳した人と大モメした挙句結局間に合わないので修正稿をボツにして、送られてきたものをそのまま載せました。

なんだか、嫌な思い出ばかり書いてしまった気もしますが、Bizarreとかはそれなりに面白いものも訳せたし、ある程度満足はしています。

** 最後に
よくわからない文章になってしまいましたが、SF研の終了を悼んでいただければ幸いです。今どきSF研なんかに入る人はなかなかいないと思いますが、その中でも活動を続けておられる他大のSF研さんの方たちについては非常に立派だと思いますし、また陰ながら活動を応援しています。

また当会の関係者の方にも、今までありがとうございました。